先週の半ばから、1日1食の試みを始めた。
それまでは、1日1.5食だった。
朝食は食べず、昼はおにぎり1個、夜は普通に食べるという生活。
夜は普通の量といっても、女茶碗に1杯で、おかわりはしない。
おかずもそう多くはなく、基本は一汁一菜だ。
ふと思いついて、こんど始めたのは、その0.5食である昼も食べないこと。
夕食だけは普通に食べる。
昔から小食で、朝食を食べないというのは、子供の頃からずっとそうだった。
「おなかが空かないの?」と聞かれるかもしれない。
だが、そもそも「お腹が空く」という感覚がわからない。
いわゆる「聖地巡礼」の時には、その日の最後の巡礼が終わるまでは、断食を行うことが習慣となっていた。
何も食べずに、10キロ以上も歩き続けることもある。
だが、特に「苦」だと感じたことはない。
若いころから、ヨガや東洋医学とかの教えに親しんできた。
そして自分の経験からも、人間は粗食・少食こそ長生き・健康の秘訣だとわかってきた。
平日は、朝と昼はお茶を1杯飲むだけ。
昼休みの時間が15分ほど余計に持てるようになったのが、嬉しくて仕方ない。
今回の1日1食は、平日のみという条件で始めた。
若い時はともかくとして、歳をとってきたら、最低限の食事で足りるだろう。
というか、必要以上に食べることによって、みなどんどん健康を害したり寿命を縮めてしまうのではないか。
先週は3日やってみて、今週は5日間続けて、特に変わることはない。
最初のうち、通勤で帰宅する頃になると、足がちょっと重いなとか、立っていると足の裏がちょっと疲れたかなというくらいは、あった。
だが、それも慣れてくると、あまり感じなくなってきた。
タモリ、たけし、福山雅治、ガクトとか、芸能人で1日1食を実践している人は多いようだ。
食べない人々を見ると「かっこいい」と思う。
それは、食べるという欲望から自由になっている証拠だから。
これからの時代、ストイックであることが「カッコいい」と思われるのではないか?
1日1食を始めて、実感すること。
- 食べ物が美味しい。
- 食べ物の有難さがわかる。
- 胃の調子が良くなった。
- 頭が冴える。
- 「祈りの力」が深まる。
- いろんな症状が改善される?(胃が重い感じや腰痛など)
動物は病気になると、食べるのをやめる。
それが本能というものだ。
食べ過ぎが、様々な病気の原因となる。
私の頭の中には、次なる目標として「不食」というのがある。
だが、私にとって、1日1回でも食べるということは、サルちゃんの「喜び」を奪いたくないという想いもある。
とにかく料理を作ることが好きで、私に食べてもらって「おいしい」と言われるのが嬉しいのだ。
もっとも、私は美味しくないのに美味しいとお世辞を言うことなど絶対にしないが。
サルちゃんに、昼を食べないのを5日間続けたと言ったら、びっくりしていた。
朝食を食べないのは体に悪いの一点張り。
まあ、たしかに熱帯の国では、朝食を食べないとやっていけないというのはわかる。
でも、気候が異なれば生活パターンも異なる。
最初から、サルちゃんに無理強いしようなどとは思っていない。
熱帯の国で生まれた人間にとって、生まれてからの生活習慣を変えるのは容易ではないだろう。
サルちゃんは、1日1食は平日だけにしてねと言う。
週末に家族で一緒に食べに行って、自分だけ食べるのは寂しいし、美味しくないと。
私もそう思うから、元々平日だけに限定した次第だ。
考えて見ると、1日1食を夜に食べるのは、ムスリムの断食と同じだ。
日没から日の出までは食べても良いことになっている。
もっとも、夜間に2回以上食べる人もいるかもしれないが。
インドネシアなど熱帯の国では、それでもかなり困難だ。
特に、飲み物も禁止されているという点で。
私はジャワ島でのべ1年半ほど滞在していたが、熱帯の国では、新陳代謝が活発になり、じっとしているだけでもエネルギーを消耗する。
私も向こうで1日断食を試してみたが、頭が痛くなってきて、半日で断念した。
インドネシアやタイのムスリムの人びとが断食を続けるのは、私が日本で呑気にやるのとは大きく違うのだ。
私の場合、べつにダイエットが主目的ではない。
だが、毎日のように美味しいタイ料理を食べていて、気がつけば、腹の贅肉は半端なくついてしまっている。
それを落とすということも、結果的に期待できそうだ。
平日に週に5日の1日1食は、この分だとずっと続けられそうだ。
肉体労働をされる人たちは、そういうわけにはいかないだろうが。
その後、もうちょっと何か変化が起きてきたら、ブログで報告することにしたい。
1日1食とか「不食」とかは、この世的次元ででも、喉のところのヴィシュダチャクラがある程度動いていないと難しいかもしれない。
実践している芸能人とかを見ていると、そういう「傾向」が見えてくる。
こういうややこしい話は、いずれまた別の機会に。
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