【今日の食卓】原宿Moena Cafeの「いちごとフルーツ生クリームスペシャルパンケーキ1980円。ハワイのキラウエア火山をイメージ。生クリームは甘すぎず上品で、ブルーベリー、パイン、マンゴー、桃が中にもドッサリで決して高くない。表参道交差点でビラを配っていたお兄さんについて行ったら、行きたいと候補に挙げていた店だった。穴場。Special Fruits pan cake likw the Hawaii mountain at Moena Cafe in Harajuku, Tokyo. 1980 yen.#Hawaii #PanCake #Moena #Cafe #パンケーキ #原宿 #モエナカフェ
昨日1月9日、家族4人で原宿へ遊びに行った。
サルちゃん(タイ人の家内)は、タイ料理はプロはだしの腕前だが、最近はパンケーキにも凝りはじめた。
そこで、美味しいパンケーキを食べさせてあげようと思ったのだ。
原宿は、パンケーキを食べさせる店が300店もあるという。
世界で、他に類を見ない多さだろう。
数が多いだけでなく、世界的に知られたパンケーキの人気店が集結しているという点でも、世界一かもしれない。
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原宿へ行くことに決まるまでの長い道のり
サルちゃんは、いつも「週末に、どこへ行きたい?」と聞くと、ほとんど「新宿!」と答える。
「原宿と新宿、どっちへ行きたい?」と聞いても、同じ答え。
原宿の楽しさが、十分にわかっていないに違いない。
そこで、これだけ楽しい街なんだということを教えてあげようと思った。
原宿には、サルちゃんが好きなH&M、Foever21、GAP、GUもあるというと、ちょっと興味を持った様子。
新宿が好きな理由として、上記の店があるからというのが最大の理由なのだ。
そして、後述するパンケーキの店の写真を見せたら、さらに興味をもって、では次の週末は原宿へ行こうということになった。
パンケーキの店も、事前にリサーチして、3つほど候補を考えた。
ひとつは、サルちゃんが以前から行きたいと言っていたEggs'n Things。
あとの2つは、Cafe Kaila(カフェ・カイラ)とMoena Cafe(モエナカフェ)。
どれも皆、ハワイに本拠がある店だ。
特にエッグスンシングスは、パンケーキブームの火付け役となった。
生クリーム山盛りのパンケーキで知られる。
他の2店は、色んなフルーツをたくさん使ったパンケーキが人気がある。
ひとつ問題なのは、サルちゃんも私も、どんなに美味しいと評判の店でも、基本的に行列してまで食べたいとは思わないこと。
一般的に、タイ人は大阪人と同様に、そう思う人が多いようだ。
そして私は、別の理由というか、年中多忙+せっかちという気性によって、行列することが大嫌い。
年中行列が絶えないというEggs'n Thingsは、その点でいちばん引っかかる。
もっとも、最近はネット予約ができるようになったようだが、それも夕方以降に限られている。
そこで、上記の3店の行列具合を見ながら、臨機応変に食べる店を決めようと思った。
原宿で声をかけられて
1月9日(土曜日)、原宿に着いて、まず表参道をブラブラ歩き始める。
3歳の龍矢と1歳10ヶ月の愛弥美を連れて。
もともと昼食代わりにパンケーキを食べようと思っていたが、子供たちがおなかが空いているということで、まず表参道駅前のティーヌンというタイ料理店で昼食を済ませた。
プチブッフェという形式でサイドメニュー食べ放題なので、食べ過ぎてしまい、パンケーキをお腹に入れる余地はないかなと思い始めた。
戻る途中の表参道沿いに、食べる候補の一つだったカフェ・カイラがある。
だが、1時間は待ちそうな行列を見て、パス。
パンケーキを食べることは諦めかけて、次は竹下通りへ行こうということになった。
お昼を食べてから1時間ほどしか経っていない午後3時頃だったか。
神宮前駅の交差点で信号待ちしていた時に、お兄さんに声をかけられた。
見せられたチラシには、フルーツをどっさり使った美味しそうなパンケーキの写真が。
ただ、チラシにはパッと見、店名が見つからなかった。
お兄さん「これからどこへ行くんですか?」
私「竹下通りへ」
お兄さん「うちの店は、竹下通りの近くなんですよ」
どのくらい行列ができているのか聞くと、15分くらいだという。
いちおう人気店のようだ。
というわけで、なんだか怪しい感じもしたが、ついていくことにした。
「客引きをする店なんて、美味しい店じゃないのでは?」と内心思いながら。
神宮前交差点から表参道の左側を、表参道駅方面へ100mほど歩いたところにローソンがある。
ちなみに、Eggs'n Thingsは、この一つ前の道を入って行ってすぐのところにある。
ローソンの角を左へ入っていった通りを、ずっと歩いて行く。
下記の写真はGoogleストリートビューのものだ。
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モエナカフェだった!
この狭い道を200mほど歩いて行き、ここが店だと案内された建物を見ると、「Moena」という看板がある。
この店はなんと、3つの候補に挙げていた一つのMoena Cafeだったのだ。
ハワイの神さまのお導き?(^^)
地味な店構えなので、うっかりすると素通りしてしまいそう。
お兄さんが「ちょっとわかりにくいんですよ」と言っていたのは、ウソではなかった。
ラッキーにも、行列は掃けていた。
1階は満席だけど、2階ならばすぐに着席できるという。
ベビーカーを1階に置かせてもらい、2階へ上る。
空いていたのが、これまたラッキーにも窓際の4人がけの席。
3階建てで十分なスペースがあり、席もゆったりとしている。
メニューを見ると、どれもおいしそう。
しかし、そこは迷わず、いちばん食べたいと思っていたものをオーダー。
「いちごとフルーツ生クリームスペシャルパンケーキ」(1980円・税別)だ。
一緒に頼んだコーヒーは、大きな器に入って1杯500円~600円ぐらい。
1皿のパンケーキを4人くらいでシェアしても、恥ずかしがることはない。
みんなやっていることなので。
というか、これだけの量を一人で食べる方が普通ではないかもしれない。
うちの子たちは、生クリームもケーキも好きではない。
フルーツは、何でも好きだ。
モエナカフェに行きたかったのも、そういう理由もあった。
これだけフルーツがてんこ盛りならば、子供たちもフルーツだけ食べさせて満足するだろうと。
出てきたパンケーキを見て、4人ともビックリ。
ハワイのキラウエア火山をイメージしたというが、まさに山だ。
そうすると、生クリームの谷間を流れる赤々としたイチゴソースは、きっと溶岩流のイメージなのだろう。
火山シリーズ(?)は、日本では原宿店だけのオリジナルメニューだ。
皿が大きいので、実物よりも小さく見えるかもしれない。
イチゴ、ブルーベリー、パイン、マンゴー、桃が、どっさり入っている。
パンケーキの上に乗っているだけでなく、3枚のパンケーキの間にも、見えないところにたくさん。
食べてみると、生クリームは甘すぎず上品な味。
「ふんわり」という形容がピッタリ。
普通ケーキを食べると、2切れ、3切れ目になると、クリームの味に飽きてくる。
だが、こちらは脂肪分が少ないせいか、濃厚感が薄く、いくらでも食べられる。
それと、甘さが控えめなのも一因だろう。
アメリカの食べ物というと、やたら甘くて上品さがないというイメージがある。
これは、そんなことはない。
サルちゃんは、パンケーキを口にしながら「シアワセ」と言っていた。
笑顔をふりまいて本当に嬉しそうで、この店にしてよかった。
モエナカフェにて。いつもサルちゃんに「新宿と原宿、どっちへ行く?」と聞くと必ず新宿と答えるので、今日は原宿の楽しさを教えてあげた。表参道、ティーヌン、キディランド、モエナカフェ、竹下通り、H&M…。やっとわかったようだ。At Moena Cafe in Harajuku. Now she likes Harajuku.
子供たちの皿には、フルーツだけを置いていく。
二人とも、大喜びで食べていた。
普段パンケーキなど食べない龍矢も、フルーツだけでなく口にしていた。
【龍矢】【愛弥美】昨日はモエナカフェで正解だった。子供たちはケーキや生クリームを食べないから。原宿で300軒あるというパンケーキ屋でも、これだけフルーツてんこ盛りは滅多にないのでは?My kids were eager eating the pan cake at Moena Cafe.
パンケーキは想像していたよりも薄い。
食感は、モッチリしている。
ナイフを入れても、厚さとクリームや果物の量で、いちばん下まで切り通すのが大変だ。
これだけのフルーツと生クリームの量で2000円というのは、決して高くはないだろう。
私もサルちゃんも、こんなにフルーツがどっさり乗せたれたパンケーキを食べるのは生まれて初めてだ。
見た目もビックリだが、美味しさも半端ではない。
原宿で初めてパンケーキを食べた店として、ふさわしい店だった。
というわけで、偶然のお兄さんとの出会いから辿り着いたのが、ハワイの超人気店だった。
店を出たときには、けっこうな行列ができていた。
本当にラッキーだった。
Kafe Kailaのようなメインストリート沿いにある店だと長蛇の列が絶えないが、その点モエナ・カフェは「ウラハラ(裏原宿)」的な立地にあって「ふらりと入る」客が少ないだろうから、美味しさの割には待ち時間が少なくて済むのかもしれない。
モエナのパンケーキへのこだわり
Moena Cafeは、2014年6月にハワイから日本に初上陸した。
日本では、まだ原宿と京都にしか出店していない。
モエナカフェのオーナーシェフであるエリック・チャン氏は、ワイキキ最古の高級リゾートホテルとして伝統がある「シェラトン モアナサーフライダー」でヘッドディナーチーフを務めた人だ。
そのパンケーキは、粉の配合、焼き方、ソースのレシピまで、すべてにこだわりがあるという。
ソースやフルーツなしでも十分に美味しくなるように、粉のレシピと焼き方を工夫している。
今回頼んだフルーツ山のパンケーキは、フルーツと生クリームの多さで、はっきりいってケーキ自体を味わう余裕がなかった。
こんど来た時は、食事的なメニューを食べてみるとわかるかもしれない。
Moena Cafeは、ハワイで権威のある『ホノルルマガジン』が主催するグルメアワード「ハレアイナ賞2014」の朝食部門で、2年連続して「TOP WRITE-IN VOTE」(口コミNO.1)を受賞した。
現地でも注目され、行列が絶えない人気店だという。
食べログの「原宿のパンケーキのお店」のページにある28店中のランキングでは13位、平均3.52と、あまり評価が高くない。
ちなみにエッグスンシングスも同じ3.52だが10位になっている。
サルちゃんと、次に原宿へ行った時には、どの店でパンケーキを食べようかという話になった。
もう一度というか何度でもモエナカフェへ行きたいけれど、次は今回行けなかったカフェ・カイラも一度食べてみたいと言っていた。
ただ、行列の長さが…。
やっぱりモエナへ行こうということになるかな。
Googleで「原宿 フルーツ パンケーキ」で画像検索した結果が、これ。↓
わかります?
出てくる画像の大半は、カフェ・カイラのパンケーキ。
モエナカフェは、枠でくくった1枚だけ。
どれだけCafe Kailaが有名で、モエナカフェの知名度がまだ低いかがわかりますね。
でも、見た目はモエナカフェが圧倒している。
もっともっと知られてほしい店です。
キラウエア火山シリーズは、他にも2種類ある。
バナナとナッツのチョコレートパンケーキ(1780円)と、
抹茶とあずきのパンケーキ(1780円)。
この日は、抹茶とあずきは、【SOLD OUT】となっていました。
人気が高いのかな?
この店の最大の売りの一つが、このキラウエアシリーズだと思うのだけど、まだ出てきて1年ちょっとなので、まだ認知度が低いというのもあるのでしょうね。
Webメディアの「原宿のパンケーキ10選」とかには、この店がかろうじて入っていても、写真は別のパンケーキのものだったりする。
【Googleで「モエナカフェ」で画像検索した結果】
以上見てきて思うのは、モエナカフェはパンケーキ激戦区の原宿の中でも、行列も少ないウラハラ(裏原宿)の超穴場だということですね。
キラウエア火山パンケーキは、女性が一人で食べるのは無理があるかもしれないけれど、友だちなどと訪れてシェアして食べるというのは楽しいでしょうね。
他にも食事向けとか、色んなパンケーキがあるので、ぜひ訪れてみてください。
うちも多分、常連になるでしょう。
※食べログからネット予約もできるようだ。
席数も100席と多いのも、あまり長い行列ができない理由かもしれない。
電話予約もできるというから、次からは行列しなくても済む。
モエナカフェ(Moena Cafe)
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-27-2
電話(問い合わせ):03-5413-3947 / FAX 03-5413-3948
電話(予約専用):050-5263-1155
営業時間:10:00-22:30(L.O. 21:30)
アクセス:
東京メトロ 千代田線・副都心線 明治神宮前駅 出口5 徒歩4分
JR山手線 原宿駅 竹下口 徒歩7分
その他:全席禁煙
Webサイト:
moenacafe.jp
Facebook:
https://www.facebook.com/%E3%83%A2%E3%82%A8%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7-1457605881145822/
食べログ:
tabelog.com
【参考】
ヒトサラの記事。
店長も料理長も若い女性らしい。
hitosara.com
菊井彰子という子が原宿店をリポートしているYouTube動画を貼り付けておく。
ウォーカームック改訂版 東京と神奈川の本当においしいパンケーキ 61805‐79
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残り期間わずか!
【今日の食卓】ギャレットポップコーンで、抹茶キャラメルクリスプSサイズ450円。原宿店のみ1/13までの期間限定。普通のキャラメルだけのより美味。いつも長蛇の列だけど夕方だったので15分で済んだ。Maccha Caramel Crisp popcorn at Garret. Limited product in Harajuku shop until 13 Jan. #ギャレットポップコーン #原宿 #Garret #PopCorn #Harajuku
【龍矢】【愛弥美】原宿キディランドにて。At KIDDY LAND in Karajuku.#Harajuku #Tokyo #toy #原宿#原宿
結局この日は、表参道、ティーヌン、モエナカフェ、竹下通り、H&M、ギャレットポップコーンと回って、子供たち3人(?)は大大大満足の1日でした。
サルちゃんも、すっかり原宿大好きになって、「こんどから新宿へ行かなくてもいいから、毎回原宿へ行こうね」と言ってました。